カラフルなイームズチェアが映える家|松本市
- #新築
こつこつ集めたイームズチェアをインテリアの主役に
四角いキューブ型の外観に、真っ白な塗り壁。これまでの「craft」とはちょっと違う、モダンな印象のA邸。
リビングに入るとまず目に飛び込んでくるのが大きなオレンジ色のペンダントライト。
そして、ブルーやイエローのカラフルなイームズチェア。
部屋を飾る小物などがほとんどないシンプルな設えが選び抜いた家具を引き立てて、まるでインテリアショップのような雰囲気です。
「独身の頃からイームズの椅子が好きで、少しずつ買い足してきました。この椅子が似合う家、というのが最初のイメージにありました」


Aさんはご夫婦と小学生、保育園のお子さんの4人家族。それまで住んでいたアパートの近くに「craft」のモデルハウスがあり、通るたびに気になっていたそうです。
「モデルハウスの木目の美しい床と漆喰の白い壁、光を取り入れる大きな窓、シンプルで主張しすぎない内装が、椅子が映えそうだなと思いました。なによりモデルハウスの心地よい空気感がとても気に入りました。『エスコートホーム』(※今まで建てていただいたオーナー様のお宅をご案内させていただく取り組み)で2軒ほど見に行かせていただいて、実際の暮らしぶりを想像できたのも良かったです」というご夫妻。
これまで話を伺った施主の皆さんが口を揃えて言う「モデルハウスの空気感がとても良かった」という言葉。それはどこからくるのでしょうか。


考え抜かれたプランの「craft basic」を選び、
自分たちらしい暮らしに
craftは「工芸」を意味する言葉です。手仕事による繊細な技とセンス、長年にわたって愛用できる機能性。無垢材や漆喰などの自然素材を使い、住むほどに愛着と味わいを深めていく本物の質感。それらが相まって生まれる、身体にすっと馴染むような心地よさ。
具体的な言葉にはならなくても、そこに身を置き五感を通して得た感触を、皆さん「モデルハウスの空気感が良かった」と表現されるのでしょう。
今回Aさんご夫妻が選んだのは規格プランの「craft basic」です。
敷地に合わせてプランニングされた12種類の中から、自分たちの暮らしに合うものを選べます。
「四角い箱のような形で、窓の大きな家がいいなと思い、敷地の大きさや配置を考えてプランを選びました。もともとすごく練られた設計なので、追加で依頼したのはウッドデッキを広くして袖壁を付けたことと、本棚を増やしたことくらいです」



1階はLDKと水周り、2階は主寝室と子供部屋というコンパクトなA邸。
必要十分な機能は揃い、物の少ないシンプルなライフスタイルも相まって、とても暮らしやすそうです。
長く愛せる家具を大切に使い、自分たちらしい暮らしをつくる。そんな時間を楽しんで過ごしているAさんご家族です。
所在 | 松本市 |
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敷地面積 | 197.47㎡(59.62坪) |
床面積 | 1F:52.99㎡(16.00坪) 2F:46.34㎡(13.99坪) 合計:99.33㎡(29.99坪) |
工法 | 木造在来軸組工法 |
基礎/ベタ基礎
構造材/柱:ヒノキ・ハイブリット集成材、梁:米マツ(一部集成材)、土台:ヒノキ
断熱材/天井:吹き付け硬質ウレタンフォーム160㎜、壁:吹き付け硬質ウレタンフォーム80㎜、基礎:フェノールフォーム保温板90㎜
主な外装仕上げ/屋根:ガルバリウム鋼板立平葺き、外壁:塗り壁
主な内装仕上げ/天井・壁:フェザーフィール塗り仕上げ(一部ビニールクロス)、床:オークフローリング(一部磁器質タイル・クッションフロア)
開口部/アルミ断熱サッシ Low-Eペアガラス(アルゴンガス入り)
キッチン/LIXIL AS キッチン熱源/ガス バスルーム/TOTO サザナ HSシリーズ
暖房の種類/温水ルームヒーター・エアコン
【オーナー様の声】
01:家づくりで一番大切にしたことは?
→自分たちの生活に合った住まいづくり。開放的な空間でイームズチェアの椅子が似合う家にしたかった。
02:こうしておいてよかった、と思ったことは?
→明るく開放感のあるリビングの大窓と、庭の芝生で子どもたちとサッカーをしたりテントを張ったりして楽しめること。
03:小林創建に頼んでよかったことは?
→土地選びから始まり、いろいろな相談にのってもらいました。困ったときにプロの的確な意見が聞けて良かったです。
【広報担当から】
01:この住まいのコンセプト、ポイントは?
→「craft basic」という規格プランを基本に、オーナー様のこだわりを盛り込み、コストパフォーマンスとタイムパフォーマンスを高めました。
02:この住まいの見どころを3つに絞るなら。
→南面の大きな窓、建物と統一感をもたせた物置小屋、標準仕様から軒を短くし街なかにフィットさせた外観フォルム。
03:住まいづくりで一番大切にしていることは?
→どんな暮らしがしたいかを丁寧に聞き取り、ご家族にマッチし、末永く愛着のもてる住まいを提案することを心がけています。




※住まいnet44号(2025春夏)掲載記事となります。